政岡動物病院は東広島市西条の動物病院です。犬・猫のことはなんでもお気軽にご相談ください。

猫の病気と予防

健康で過ごせるようワクチン接種を

猫のワクチン

混合ワクチン

混合ワクチンは、ネコちゃんどうしの病気から、ネコちゃんを守ってあげるものです。
完全に室内で飼う場合(完全室内飼育の子)では、3種混合ワクチンが必要です。 また、外出し、いろんなネコちゃんと交流する可能性がある子(室外飼育の子)に関しては、3種ワクチンに加え、白血病やエイズワクチンが必要となります。

生後2ヶ月頃と3ヶ月頃に2回混合ワクチンを接種しましょう。
初年度以降の接種は年に一度となりますので、当院からお知らせのおハガキをお送り致します。

ノミ・ダニ予防

草むらにはノミやダニがたくさん潜んでいます。
ノミの害は、刺されることと、刺され続けることによって起こるノミアレルギー、それと貧血をおこしてしまうヘモバルトネラ症という病気がうつることがあります。
また、ネコがダニからうつるSFTSにかかってしまった場合、人にも害があるかもしれません。 そのため、外出する子に関しては、月に一回、必ず薬を投与してあげる必要があります。

お薬について

【つけ薬タイプ】月に1回の投与になります。皮脂をつたって全身に行き渡りますので、お薬をつけられる前後2日間はシャンプー・水あび等ずぶ濡れになることを避けてください。制限期間が終了しましたらシャンプーして頂いても大丈夫です。

※市販のお薬では確実な効果が見られない場合があるのでご注意ください。

フィラリア症について

フィラリア(犬糸状虫)は、以前は犬科の動物だけの病気と考えられていましたが、近年、猫にも感染し症状を引き起こすことがわかってきました。 この病気は、ネコが蚊にさされることによって、フィラリアという虫が身体の中で育ち、心臓に寄生します。しかし、ネコの場合、犬と違いフィラリアがうまく適応できず、成虫まで成長することは稀です。が、このフィラリアの幼虫が、呼吸器に影響をもたらし、「咳」「嘔吐」「呼吸困難」「突然死」などの症状を引き起こしてしまいます。

猫では、全く症状のない子でもフィラリア抗体陽性率は10%程度あり、確実な診断は現在非常に難しいです。また、室内飼育・室外飼育の猫に寄生率の差はないと言われています。そのため、室内飼いのネコちゃんにとっても予防が非常に重要な病気です。

蚊が出始めて一か月後から蚊がいなくなって一か月後まで、月1回ずつお薬を与えて、予防します。
(東広島では6月~12月の上旬に薬を与えます)

お薬について

【錠剤タイプ】月に1錠飲ませてください。

【つけ薬タイプ】ノミ予防も併用できるタイプです。