政岡動物病院は東広島市西条の動物病院です。犬・猫のことはなんでもお気軽にご相談ください。

犬の去勢と避妊

適切な選択をおすすめします

犬の去勢・避妊手術

手術内容

去勢

全身麻酔をかけて、陰嚢近くの皮フを切開し左右の精巣(睾丸)を摘出します。

避妊

全身麻酔をかけてお腹を開けて、左右の卵巣と子宮を摘出します。

施術時期

犬の去勢・避妊手術は、生後6ヶ月前後が適切な時期とされています。
体調不良の時は避け、健康な状態の時に行いましょう。

またちょうどこの頃、乳歯から永久歯に歯が生え変わります。特に小型犬の場合は乳歯が抜け残ることが多いので、去勢・避妊手術と同時に残っている乳歯を全身麻酔下で抜いてあげることをお勧めしています。
こうすることで、不正咬合の予防や将来の歯周病の予防も一緒にすることが出来るからです。
歯の生え変わりの状態を観察しながら適切な時期に去勢・避妊手術を行いましょう。

施術の流れ

まずはご予約をお願い致します。
手術の前日はいつも通りご飯を与え、当日は絶食して頂きます。お水だけは朝9時まで与えておいて下さい。
予約日の午前9時から11時の間にご来院頂き、施術致します。

去勢手術が終わりましたら、当日の夕方の4時半から6時半くらいにお帰りになれますが、場合によっては1泊お泊まりをする場合もあります。

避妊のための開腹手術の場合は、疼痛管理と手術の経過観察のため、一泊ほど入院させていただき、10日~14日後に抜糸します。

その他の手術でも、 疼痛管理はもちろんですが、体温管理、循環血液量管理、呼吸管理などのため、入院が必要になることがあります。

手術後に1泊される場合の持ち物などは、来院前チェックリストの去勢・避妊手術をされる方へをご確認ください。

来院前チェックリストを詳しく

去勢のメリットとデメリット

メリット

病気の予防

【オスの場合】
精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなどの男性ホルモンが引き起こす病気を予防できます。

【メスの場合】
子宮蓄膿症、子宮内膜炎、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍などの病気を予防できます。
初めての発情期頃の不妊手術を受けた犬は、乳腺腫瘍を発症するリスクが明らかに減少する、という報告もあります。

問題行動の改善

【オスの場合】
リードが切れてしまったときなどに他で飼われてるメスに望まない妊娠をさせてしまうことを防ぐことができます。
マーキングやマウンティング、遠吠え、他の犬とのケンカなどの問題行動を改善する可能性があります。
メスを追い求める発情のストレスから解放されます。

【メスの場合】
外で飼われてる場合や多頭飼いの場合に、望まない妊娠を避けることができます。
犬に多い「偽妊娠」を避けることができます。
出血などの発情にともなう体調の変化やストレスから解放されます。

デメリット

施術中

全身麻酔で手術を行うので、麻酔や手術のリスクがあります。
ノミ・ダニなどの予防や術前の検査をしてリスクを最小限にしましょう。

手術後

去勢後はホルモンバランスの変化により太りやすくなるので、適切な食事管理を行っていきましょう。

生殖機能を失うので子孫を残せなくなります。家族全員で話し合ってから手術を行いましょう。