政岡動物病院は東広島市西条の動物病院です。犬・猫のことはなんでもお気軽にご相談ください。

犬の病気と予防

健康で過ごせるようワクチン接種を

犬のワクチン

混合ワクチン

混合ワクチンは、ワンちゃん同士の病気から、ワンちゃんを守ってあげるものです。 当院では、必要に応じ、6種混合ワクチンと10種混合ワクチンを接種しています。

生後2ヶ月頃と3ヶ月頃に2~3回混合ワクチンを接種しましょう。
初年度以降の接種は年に一度となります。当院からお知らせのおハガキをお送り致します。

狂犬病ワクチン

狂犬病ワクチンの接種は法律によって義務付けられています。そのため、生後90日を過ぎたら一生に一度の登録と、一年に一度のワクチンを接種しましょう。
登録をされますと、翌年から4月に東広島市(お住まいの市)からハガキが届きます。ハガキをご持参の上、ご来院ください。

フィラリア検査と予防

フィラリア症とは、蚊に刺されることによりフィラリアの幼虫が犬の身体(心臓)に侵入し、様々な症状がでる病気です。

予防薬と言いますが、蚊に刺されないためのものではなく、およそ15〜45日前に蚊に刺されて、その時身体に侵入したフィラリアの幼虫を殺す薬です。
そのため、蚊が出始めて一か月後から蚊がいなくなって一か月後まで、月1回ずつお薬を与えて、予防します。
(東広島では6月~12月の上旬に薬を与えます)

すでにフィラリアに感染しているワンちゃんにお薬を与えると、犬の体内にいる大量の幼虫が死ぬことにより、ワンちゃんが急激な血圧低下を起こし、元気がなくなったり、時には死んでしまったりすることがあります。
ですから、出来れば毎年フィラリア予防を開始する時には、血液検査をする必要があります。
(生後7ヶ月以内のワンちゃんには検査は不要です。)

お薬について

1ヶ月ごとに投与するお薬には、錠剤・注射・お肉タイプがあります。

【お肉タイプ】フィラリアとノミ・ダニも1錠で同時に予防できるものもあります。

【注射タイプ】1歳以上の子に限り、年に1回注射を打てばいいだけのフィラリア予防薬もあります。希望される方は3~5月初旬に接種してください。

ノミ・ダニ予防

草むらにはノミやダニがたくさん潜んでいます。
ノミの害は、刺されることと、刺され続けることによって起こるノミアレルギーがあります。
マダニによる害は、刺されて血を吸われることと、バベシア病という恐ろしい病気がうつること、またSFTSウイルスをもったダニが付いてしまった場合、人にも害を及ぼす可能性があることです。
バベシア病は、貧血を起こしてしまう病気で、放っておくとワンちゃんが死んでしまうこともあります。また、バベシア病は早期に治療すれば、救命出来る可能性が高いですが、現在の獣医学ではバベシアを体内から完全に殺す薬はありません。そのため、予防がとても大事です。

お薬について

つけ薬・飲み薬・お肉タイプがあります。
どれも月1回投与による予防となりますが、3ヶ月に1回投与すればいいだけの錠剤もございます。

【お肉タイプ】フィラリアとノミ・ダニが1錠で同時に予防できるものがあります。

【つけ薬タイプ】皮脂をつたって全身に行き渡りますので、お薬をつけられる前後2日間はシャンプー・水あび等を避けてください。制限期間が終了しましたらシャンプーして頂いても大丈夫です。